骨髄輸液路について

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最近末梢静脈輸液路の確保が困難な状況において、骨髄輸液路の見直しによりその有用性が高まり、種々の装置が発売されている。Emergency War Surgery2018によれば、その装置は手動か半自動かによって分けられ、前者にはCook、FAST1、sternal EZ-IO、Sur-Fast、後者にはB.I.G(bone injection gum)のモデルがある。その挿入部位は機種によって異なり、①脛骨:B.I.G、Cook、Sur-Fast、EZ-IO、②上腕骨近位部:EZ-IO、③胸骨:FAST1、sternalEZ-IOとされている。

 私が視察していた頃の第一線救護衛生科隊員養成実習では、B.I.Gにて上腕骨近位端に骨髄輸液路を確保していたと思われる。今現在はどのようか機種が使用されているか分からないが、正しい機種を正しい部位に挿入することが救命処置では重要な事であり、そのためには正しい使用法が望まれる。

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