『海自潜水艦、貨物船と衝突』の原因は見張りのミス?? これで国の安全は守れるのか?

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 『海自潜水艦、貨物船と衝突』という報道の中に、『通常、潜水艦が浮上する際は、海面に船舶がいないかどうかを潜望鏡やソナーで事前に確認する。海保や自衛隊が原因を確認中だが、海自幹部は「船から潜水艦は見えず、絶対にあってはならない事故。ソナーなどによる見張りにミスがあったのではないか」と話した。』とあった。これが事実なら、あまりにお粗末な話である。

 潜水艦は『「究極のステルス兵器」とも称されるように、潜航時の隠密性が非常に高く、情報収集や急所をつくための戦略兵器としても重宝されている』ものであるため、貨物船から見えるはずがなく(逆に、もし貨物船から見えるようなら潜水艦本来の機能を果たせていないに等しいが)、潜水艦に回避義務があると一般的には考えられる。

 潜水艦の目的として、待ち伏せ攻撃、通商破壊、自国周辺海域での哨戒任務、敵港湾基地に侵入しての偵察任務、敵制海権下での機雷敷設、敵勢力下での物資運搬、特殊部隊揚陸、が挙げられる。四方を海で囲まれた日本の防衛には、潜水艦はその目的からしても重要な事は論を待たないし、最近尖閣諸島への領海侵犯を繰り返す中国への抑止力としてさらに重要性が増している。そのような重要な任務を持った潜水艦の乗組員がお粗末では、日本の海は安全とは言えない。徹底的な原因究明と対策が望まれる。

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