安倍元総理のご冥福を心からお祈り致します。

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 安倍元総理が凶弾に倒れ、2022年7月8日17時03分にお亡くなりになった。私は菅前総理が官房長時代に安倍元総理から内閣官房参与を拝命し、南スーダン、台湾花蓮地震、など視察を行うことができた。私の中では、日本の将来についてしっかりした展望や筋の通った政治信条を持つ、真の政治家の一人であった。

 日本は大きな損失を被ったが、襲撃瞬間の画像を見れば見るほど、SPは何をしていたのであろうか、と思わざるを得ない。まず、犯人が安倍元総理のすぐ後ろにいたことに驚きを隠せない。さらに、第一発目が発射された瞬間にどのSPも安倍元総理の盾になっていない。2発目の発射まで時間があるにも拘わらず、どのSPも犯人と元総理の間に入って、盾の役割を果たしていない。以前故石原新人郎氏のSPに話を聞いたところでは、「SPの重要な仕事は勿論対象者の身辺警護であり、銃弾などの凶器に対しては自身が盾になって対象者を守るのが仕事であり、盾になった結果死んでもやむを得ない」と言っていたことを思い出した。

 今回の件は単純にSPの数が元総理では少なくなるという物理的な原因ではなく、大都会と異なり奈良県では惨事は起こらないだろうというSPの慢心、自分を犠牲にしても対象者の命を守るというSPの基本精神を欠いたことが主要な原因と思われる。

 

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