「陛下は五輪開催を懸念と拝察」という報道から日本の国家元首は誰?と考えた。

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宮内庁の西村泰彦長官「陛下は五輪開催を懸念と拝察」の発言は非常に重い。菅総理に陛下のお言葉は届くのであろうか?

 国家元首というのは外国に対して国を代表する人を指すので、英国の国家元首はエリザベス女王である。日本国憲法には国家元首の規定がないので、今の日本の国家元首は誰?と聞かれたら明文規定はない。天皇は、「国民の象徴」で日本を代表する人であるから元首である、と考える人もいれば、政治のトップこそが国家の代表なので総理大臣である、との考える人もいる。天皇が日本の国家元首であるかどうかは、専門家に任せるとしよう。しかし、自国の国家元首から派遣された大使は、「この者を大使として認めてください」という信任状を相手国の国家元首に提出する慣習があり、日本に来た大使はそれを天皇に提出するので、海外は、天皇を日本の国家元首とみている。この視点から鑑みると、オリンピックは世界的な行事だから、諸外国から見た場合、今回の陛下の発言は、日本の国家元首の発言と映る。

「勝つまでは欲しがりません」と国民を洗脳・扇動し軍部の暴走と同調し太平洋戦争に突入した内閣と「居酒屋の自粛を初めてとした国民への自粛強制」「自分と価値観を共有しない人の排除」「聞く耳を持たない」内閣の違いはどこにあるのだろうか。恐らく昭和天皇も国家元首として戦争を危惧されたと思われるが、これを無視し戦争突入となったと推測すれば、令和天皇発言を無視してオリンピック開催に突入する状況と変わらないのではないのか?「根拠や具体的対応のない安全安心』と「勝利の方程式のない戦争による国家繁栄」は根底に潜む思考が同じに見える。今回の陛下の発言は、真に国民の安全安心を危惧されての発言と察する。総理の言う安心安全はあくまでオリンピック参加選手・関係者であって、国民ではない。このことからして、やはり日本の国家元首は菅総理ではなく、陛下と改めて思った次第である。

 オリンピックが開催されれば金メダルラッシュで日本中が湧くだろうという思考過程は、太平洋戦争初期に勝利に湧いて提灯行列した時代を彷彿させる。結果は悲惨な戦後を向かえただけであったということを国民は熟知しており、政府が考えているような馬鹿ではない。陛下の言葉は届かない時代錯誤も甚だしい総理に日本の舵取りを任せざるを得ない現在の日本は最大の危機を迎えている。

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