防衛省の体質を早急に改善するべき

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 不祥事に対する防衛省の処分が発表になった。処分対象は、特定秘密の不適切運用、幹部のパワハラ、潜水手当の不正受給、不正飲食であるというが、自衛隊はその活動上一般人よりは規則・規律厳守に厳しくあるべきである。この規則・規律を守れない者に国が守れるのであろうか。また、処分は内部規定に基づく訓戒などとすると発表されていたが、そもそも内部規定はどのようなものか、誰が判断し決定するのか、従来の事故対応同様、外部には国家秘密扱いのように一切報告されず、客観的評価を受ける気はない。

 最高幹部計5人には内部に基づく訓戒としたとあるが、訓戒程度の軽い処分で済む話なのであろうか。「 訓戒」「訓告」「譴責」は企業による名称の違いで、内容面に明確な違いはなく、大抵は、口頭での厳重注意や文書での通知をするのが一般的です。公務員の懲戒処分における訓告とは、『意味は 教え告げること、戒めを告げることです。 また、公務員の実務上の処分のひとつであり、法律上での処罰にはなりません。 職員の義務違反に対して責任の確認と将来を戒める行為で、主に口頭や文書で注意をします。 「訓告」の場合は、給与などに影響しないことが多くなっていますが、訓告が3回累積すると戒告一回分相当とされています。「訓告(くんこく)」は、職員の義務違反に対して責任の確認と将来を戒める行為で、主に口頭や文書で注意をすることです。法律上での処罰ではなく「戒告」よりも軽い処分です。』とネット上に示されています。憲法改正に際して、自衛隊を軍隊として認めるか否かの議論の前に、まず、隊員はもとより幹部自身も『先ず隗より始めよ』精神で規則・規律準拠、自浄努力をするべきであろう。

 内部に甘い体質、隠蔽体質、外部疎外など今の防衛省に必要なものは客観的な外部評価であろう。いつまでも今回のような、如何にも処分したようであるが内容が低い『パフォーマンス的な処分』は一般人の理解を得ることはない。

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